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AQUOS R2 使用感レビュー

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スマホ変えた

Xperia XZ(F8332/海外版)を充電しながらいじっていたらUSB-C端子付近が異常発熱。USB-Cケーブル側のコネクタのプラスチックが溶けたため流石にやばいと思い急いで通販で良さげなスマホをポチる。

電源を落として冷ましてからバッテリーの温度を気にしつつ充電する とかだましだましやればまだXperia XZは使えるが まぁ1年5ヶ月は使ったし修理するよりもギリギリ買い替えて痛くはないかな ほんとはSurface買ったばかりだしかなり痛い

 

買ったのは2018年6月に発売された「AQUOS R2」である。

あまり新製品というわけではなくかなり今更だが、あとから見返して今後のなにかに役立てようと 思ったことを書いておこうと思う 記者レビューを除いたら価格.comくらいしか調べてもレビューが出てこなかったし信用ならんので

 

結論から言うと、だいたい期待していたくらいの満足感だった。

これがどれくらい凄いかというと、凄い。カタログスペックに騙され続けてきたAndroid使いの皆さんには多分分かってもらえると思う

 

私のスマホ

 AQUOSが最近イケてるというネット上の噂だけを信じ、特に他と比較することなくAQUOSを選んだ。

ちなみに私のスマホ遍歴は ARROWS X F-05D → ARROWS X F-10D → Xperia Z → Xperia Z1f → Xperia XZ で他にはiPod touch, iPad Air2 なんかも使った経験はあるので、OSやそれら機種特有の使用感やクセはそれなりに知っているつもり

スマホはXi(当時数少ないLTE対応)のハイスペック防水というARROWS X LTE F-05D を買って実際の使用感(主にバッテリー周り)にかなり騙された感があったため、ソニーを除く国産機にはかなり不信感があった。

(※補足: もちろん現行のArrows製品が良機揃いなのは知っています。実際、ナビ系・ガイド系のプリインストールアプリが充実しているため親に薦めて使わせています。やっぱり上の世代には「富士通」「国産機」というワードが安心感を与えてくれますね)

 がXperia XZ3のデザイン発表を見てかなり前時代感があってやだなー と思ったため、いわゆる「ガラスマ」国産機に回帰することに。

また、私のスマホの用途はブラウザ・動画・ゲーム・5ch・ふたば とそれなりに使い倒している方だと思う 

前置きが長くなったがレビューに移ろうと思う

 

AQUOS R2 SH-03K

ドコモ系MVNO(BIC SIM)を使用しているためdocomo版の未使用の白ロムを使用

 

外観・デザイン

良いところ

  • 丸みを帯びた手に優しいデザイン。だけどちゃんと平らなところは平ら
  • 画面&使いやすさを最大限活かすためのノッチ&センターボタン

悪いところ

  • カタログ通りの重さ
  • 音量&電源ボタンの押しづらさ

 

注文してから画面に「ノッチ」があることに初めて気づく。商品紹介画像に黒枠の映画とか画像とか使わないでよ… 分かりづらいよ

iPhone XのM字ハゲを想起させるあのデカデカノッチにはかなり懐疑的だったが、AQUOS R2のノッチはインカメラのためだけのものであるため最小限の大きさになっている。そのため普段遣いしていてもノッチが邪魔に感じることはほぼ無い

 シルエットとして丸みを帯びた見た目だが、液晶部や背面部は平らになっている。そのため液晶保護フィルム・手帳型を含む背面カバースマホリング

の使用は問題なく、使いやすい。

サイズは6.0インチと最近のハイエンドスマホでは当たり前の大きさだが、前に使っていた5.2インチスマホとかと比べると明らかにでかくて重く感じる。例えば、仰向けに寝そべりながら片手で持って使うのはかなり苦しく感じる。基本的に両手で持つものと思ったほうが良いだろう。

 個人的にはスマホリングの使用は必須だと思っている。丸みを帯びたデザインは手にしっとりとハマりやすいが、いかんせんデカいためつるりと滑り落ちる恐れが常に付きまとう。スマホリングを使っていて邪魔になるのは机に置いて音ゲーをするときくらいだろう。が私の場合プラスチック素材のスマホバーにリングをくっつけているため、いざというときにはカバーごと外して使うこともできる。とりあえずスマホリングを持ってなければ買っておこう

他に気になったところは音量・画面ON/OFFといった物理ボタンが端末上部に付いているところか。しかもヘタれ防止・防水のためか結構ゴツゴツとしていて固い押し心地になっている。これは結構気になる。このため、例えば片手で持っているときに指が音量ボタンに伸ばしづらい。よく物理ボタンに触れるユーザーはスマホ検討の際に、実機を触ってみて確かめてみると良いだろう

また、いわゆるホームボタン・指紋認証センサのためのセンターボタンはベゼルレス化の最近の流れに対してよくやったと思う。旧来のセンターボタン・戻るボタンを使いたいユーザーもこれを使うことですぐに操作に慣れることができる。

紹介記事ではフレーム素材や排熱方式について語られていた。金属の外殻や内部排熱システムはなるほど高い熱伝導性・熱放出性を持っているだろうが、記事にも書かれている通り反面センターボタンや表面は発熱しやすい。ただし発熱は一時的なものとのこと。内部の基盤やバッテリーを守る目的は果たせているが、やはり気になるアチアチさだ。充電しながらの高負荷の操作は絶対に避けたほうが良いだろう。個人的には操作時にスマホバーか(ガチな方は)冷却グッズを使ったほうが熱を感じなくなって良いと思う。熱が長時間こもるため全体を覆う形の手帳型カバーはあまり良くなさそう

 

基本機能・基本動作・基本操作

良いところ

  • 画面のロック設定方法が豊富
  • 画面が綺麗
  • ストレスの無い軽快な動作
  • アラーム・タスク管理・健康管理ツールにも十分活用可

悪いところ

  • 戻る操作・ホーム操作の押し間違えが頻発しやすい
  • スクリーンショットを撮るときにもたもたする
  • ロック画面・ホーム画面のカスタマイズ性に乏しい

 

長年のAQUOSユーザーにとってはおなじみなのかもしれないが、UIやプリインストールアプリはなかなか新鮮だった。

まず他のレビューで語られていた動作性は確かにヌルヌルだった。これまで使っていた機種に比べてレスポンスは格段に良く、ストレスを感じなかった。この点だけで買ってよかったと思える。

ただ、私の場合アニメーションそのものが鬱陶しく感じるため、早々に開発者向けオプションからアニメーションの設定をオフにした。そのためタッチすれば瞬間すぐ開く、というような動作になった。

画面についてはかなり綺麗な映りになっている。夜間モードや色補正・映像の出力調整もちゃんとできる。さすがはテレビやさんだ。

UIについて。私はドコモIDを持たないためきせかえを使えない。そのためホームUIはほぼいじれない。

したがってクイックアクセスに使えるアプリのスペースは3つになる。もちろんフォルダ化してたくさんアプリをぶち込んだ。この辺は後でランチャーアプリを使うとかしてなんとかしようと思う。というか貴重なクイックアクセスにニュースをねじ込まんでほしい。そんな常に見るようなものか?

画面ロックについて。これは驚いた。パターン認証や複数の指紋を認証できるのはもちろん、顔認証もある。その他に、自宅にある場合や「手に持っている状態」なら無条件でロック解除できる機能なんてものもある。このあたりは、自分のセキュリティ意識をそのまま反映できる丁寧な仕組みになっている。

気になったのはロック中の画面である。画面に通知を表示できたり歩数計を表示できるのは良いが、それを除くと背景画像以外はロック画面のデザインをカスタマイズ不可である。Xperiaでは時計のデザインやウィジェットを変更することができたが、AQUOS R2のこの仕様には少々面食らった。エモパーというナビアプリをONにしていると、勝手にストレージ容量や歩数、興味のないニュースが強制的に表示されるようになる。鬱陶しいので即効OFFにした。

 センターボタンはロック解除の他にも、タッチすることでホームボタン代わりに・スライドすることで「戻る」「履歴」ボタンの代わりに設定することもできる。これまでベゼルありのスマホを使っていたため、これは便利に使わせてもらっている。また、物理ボタンを押さなくとも画面左上を指でスライドすることでスクリーンショットを撮る機能もある。

  … が、これらの画面端でのスライド操作は誤操作を招くスクリーンショットは画面の端から端をスライドさせるイメージでないと失敗するため、ベストショットは撮りづらいかもしれない。また、ミスると上から引っ張ってくるメニューが呼び出てしまう。同様にセンターボタン上でのスライドは画面内に呼び出てくる「戻る」「ホーム」ボタンと干渉しがちだ。下手をすると下からのスライドで呼び出てくるGoogleアシスタントやニュースバーまで間違って出てきてしまいかねない。(マジでこんなアシスタントやニュースなんていらないからOFFにしたい…)このあたりはよっぽど操作に熟練しないと誤操作が起きるだろう。

 
アプリの動作

お待ちかねの実機テストレビューである。私がよく使うアプリだけだが、一気に行こうと思う。割と厳し目に評価する。

※2018/9/1 時点での現行アプリの動作。Android 8.0

◎:動作快適 ○問題無し ▼向かない ×全く動かない

 

一般的なブラウザについては鬱陶しいサジェスト表示・広告表示よりスクロールや文字入力がレスポンスで上回るため、快適に使えると思う。が、まだ上を目指せるやろということで「問題無し」の評価とした。

グラブルやHearthStoneはもはやアプリや提供側の問題なのだが、サーバレスポンスの悪さや誤操作の危険性からPCやiPadを使うという私のポリシーから「向かない」の評価とした。

危険なのがすでにアプリストアで報告が挙がっているこいつだ。デレステAQUOS R2 では全く起動しない。3Dモデルの可愛さや映像の綺麗さでは他のゲームアプリとは一線を画すこのアプリだが、互換性については過去にもAndroid OSの最新版に何ヶ月も対応しなかった(正確には、動きはするがプレイ中にノーツが加速してまともに遊べない不具合が起きていた)など悪い点が目立つ。そして今回はその極地である。AQUOS R2において、デレステを起動しようとするとタイトル画面にたどり着けず暗い画面がひたすら続くようになる。

デレステについてはそのうち対応することを祈って別の端末で遊ぶか、いっそ別のゲームを遊ぶべきだろう。ミリシタとか。

 

その他

気になったことを列挙する。

  •  スピーカー

これステレオなんだっけ? スピーカーは悪い品質ではないが、最新のiPhoneXperiaと比較すると体感の音質は一段落ちるだろう。粗雑にデカイのが一個付いているイメージ。大画面を活かしてがっつり映画を見たい場合は、Bluetoothスピーカーやイヤホン・ヘッドホンを使うのが良いと思う

側面に付いていればしっかりセンサーを押せるためまだ良いのだが、体感ではセンターボタンに0.4秒くらい押し続けないと「感知しない」と怒られる

  • カメラ

殆ど使っていないが。酷評するレビューもあるが普通 に使えると思う。照明が強力で夜道も安心だ

  • 液晶の4隅が丸っこい

何が言いたいかというと、全画面表示のアプリは隅にボタンが付いているUIが多いがそれが画面端で切れてしまうことがある。致命的ではないが見やすさ・押しづらさの点ではマイナスだろう。

 

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ちなみに、Android8.0環境だと絵文字はこんなカオス混じり合う表示になる。これも改善希望。たのむよGoogle 

 

まとめ

カタログ通りのハイスペックな国産ガラスマ といった印象だ。海外産ではオミットされがちなソフトウェア面・機能面での補助は一通り揃っており安心感がある。一番は動作がヌルヌルというところだ。悪いところも色々書いたが、SHARPもソフトウェアサポートを2年間続けると言っているようなので待っていればいくつかは改善されるんじゃないだろうか。

 

AQUOS R2はこんな人に向くんじゃないだろうか

  • AQUOSをすでに使っていて、そのままハイスペに移行したい
  • Galaxyやその他海外製スマホは宗教上の理由で使いたくない。また、ショップのサポートや料金プランを受けたい。
  • 綺麗な映像を見たい
  • Android特有の面倒くさい設定やカスタマイズはしたくない。でもスペックは高いのが良い

 

 

 そんなところでAQUOS R2のレビューを終えたいと思います。

あとで使用感が変わったら追記するかも