2020年冬アニメ感想: 推し武道、マギレコ、映像研、シートン学園
珍しくいくつかアニメを観たので感想です
あとから配信サイトでアニメを探すときにでも参考にしてください
今期、結構良いの多くない!?!?
推しが武道館いってくれたら死ぬ
おすすめ度★★★★★
言わずと知れたあの問題作人気漫画のアニメ化
アニメとしては「オタク(ファン)側が主役」というこれまでに無い切り口のアイドルもの
びびったのはアイドルの作画が異常に良い点。明らかにChamJam(アイドル)側にとんでもなく作画リソースを注ぎ込んでいる。
特にライブシーンはアイドルアニメファンなら見もの。
このご時世なのにライブシーンが全て手書きなのだ。やばい。極度に手抜きを嫌っているのが観てわかる。このこだわりが1話だけじゃないと思いたい。
あるあるネタで共感したいリアルなアイドルオタク経験者はもちろん、アイドルアニメファンならぜひ観てほしい。
メンカラー、鍵開け 等オタク用語が一切解説されてないのが潔い。私はついて行けるのか。
1話の脚本について言うと、最初えりぴよは厄介スレスレか? と思われたが 推しに迷惑を掛けないよう彼女なりの愛を貫こうとしていたところが逆にオタクの鑑だと分かるようになっていて良かった。
オタクの活動ということで動きはあまりないのかと思いきや、非常にテンポが良いコメディになっている。くまささんはマジ聖人
関係ないけど 「オタク」を名乗る者=(昔でいう)アイドルの追っかけ になったのっていつからだろう。漫画アニメを見る人間はあんまりオタクって呼ばなくなったよね
マギアレコード
おすすめ度★★★★☆
間違いなく2010年代のアニメ史に最も大きな影響を与えた作品の一つ「まどか☆マギカ」
そのゲームアプリのTVアニメ化
OP映像がコネクトを意識していたのが好印象。
先行で観ていた人間からはイヌカレーのノリが強すぎるという意見もあったが実際に観たところそんなことは無かったぞ
また、虚淵脚本でなくともここまで話を作れるのかと感心した。
脚本としてはまどかマギカの世界を共有した別物語という感じで、アプリ版のキャラだけであの鬱屈とした雰囲気を作れていたのが良かった。あの世界をもう一度体感したいという人にはぜひおすすめしたい。
逆に言うとまどかマギカ本編の方で一度ネタは割れているので、SF的な真新しさはあまり感じられない。また、本編の世界を大切にしたい人は観たくないかもしれない。けど本編からしてこれまでの世界や価値観を破壊するというのが一つのテーマな気がするので、こういう話も歓迎されるべきだと思うんだよね
相変わらず背景・アクション・武器ギミック・魔女空間などアニメ的な映像美はしっかり表現されているのでそれだけを目当てにするのでも良い。
1話ではアプリ版にも出なかった新キャラの黒江とともに世界の説明や問題提起をしていたが… アプリには関連しない新キャラ… あっ、ふーん…
今夜の放送と3話が楽しみです
映像研には手を出すな!
おすすめ度★★★★☆
このマンガがすごい 他数々の賞を獲得した漫画のアニメ化
背景・キャラの性格を反映した動きの映像作画はもちろん、声優の演技まで高レベルに作られており
原作の作風を再現するためにあらゆる工夫がされているのがよく分かる。
数々の場面で「手描き」風の映像になるのはこのアニメの最大の特徴だろう。
ピンポンのアニメみたいな感覚を得た。これは名作になる予感がする。
みどりの陰キャ感、ツバメの美人お嬢様感は声優の演技努力でいい具合に対比となっている。声優の演技に差がありすぎる気はするが
これを観て白箱の時みたいに 映像制作とは~ とか アニメ制作とは~ とかドヤ顔で語りだすオタクどもが増えるかもしれないが、数多あるオッサンの趣味を女子高生にやらせてみたアニメと断じてほしくはなく、一つの娯楽映像作品として観てほしい。
群れなせ!シートン学園
おすすめ度★★★☆☆
私がサイコミで唯一読んでいた漫画が遂にアニメ化
内容としてはギャグの強めな かなりライトなラブコメで、テンポもよくグイグイ続きを見たくなるような作りになっている。サイコミの中では抜きん出て面白かったので原作もぜひ読んでほしい
アニメとしてはランカのクソガキ感が非常に良く表現されており人(ジン)のツッコミもちゃんとキレがよかった。このクソガキ感についていけるかで視聴有無が分かれるが…
相変わらず動物豆知識図鑑的な楽しみ方もできる
コアラの子守がアレを食わせてくるし唯一嫌いなキャラだったのだが、声優が久野ちゃんということで好きにならずにはいられない……!
昨今の重い話に疲れた人にも明るく笑える話としておすすめしたい
今回はこんな感じです
それでは。